入院 その3


昨日行ったときには、病室けっこう騒がしいのに母は爆睡中。


それまでいた内科の病室から、整形のベッドが空いたので移動していた。
そして寝巻みたいなのから 介護服(←つなぎの)に変わっていた。


母は起きる様子もないのでどうしようかなと思っていたら
看護師さんがやってきて、拘束の同意書 の説明とサインをした。
つなぎの介護服がすでに拘束の一部だそうで。
それから術後のこともあるし。


母は今、オシッコの管…
(尿道カテーテル?すみません、業界用語全くわかんなくて。
これも父母が健康に産んでくれたお陰なんですよね、
病院にお世話になる機会が極端に少ないから)

が入っていて、だけど尿意があるらしく
パジャマのズボンもはいていない、寝巻だけで
オムツとか外そうともがいたようでした。




看護師さんと話している間に母が目覚めた。私の顔を見て、


おじいさんはまだ寝てるの?


おじいさんとは父のこと。
母が父のことを口にするのはこの2年の間に1,2度あったかどうか。


それから、何か冷たいモノが飲みたいと言うので1階の自販機で
紙パックのフルーツジュースを買って、ストローで飲ませた。


この時、ちょっとタオルをと探したけれど見つからない。
入院の時、アメニティセットのレンタルの契約をした。
2タイプあって、パジャマ類とタオルと洗面関係のセットと
更にそれに紙おむつがついたセット。前者は500円/1日で
後者は1400円。高いでしょ?
オムツは届ければいいから前者にしとこうと思ってたけど、
ほぼ強制的に後者になりました…
ただオムツの使用枚数とかこちらでチェックしますから、ということで。


というわけで入院に際して何にも病院に届けていない。
タオルもレンタルなんだけれど、口拭きたいからタオルって
なかなか頼みにくい。で、近くにあったおしり拭きで代用。
結局家からタオル持っていくんだわ、わたしは。



冷たいモノを飲んだ母は覚醒して
また聴こえ難いかすれ声で話始める。



今日は、ここがどこかわからないと言うこと。
そして一度立ってみるから起こして欲しい、とか。


本当に言ってることが2年前の時と全く同じ。
一番の違いはわたし。これしきどうってことなくなってる。


母が 布団を持ってこないと、と言うので
布団はもう持ってきたよと、かけているタオルケットを見せる。


タオルケットだけ施設から届けてもらっている。
病院の毛布とても重くて、布団が重いって言葉に何度となく
苦労してきてるので そこは先手を打ってある。


で、ほら持ってきてるでしょ? と言うと
ビックリした顔して、

いつ?どうやって家に入ったん?私のものはどうなったの?


と。この状況は2年前のとき、元気な母を引き取る準備をしていた時のこと。
引っ越しの準備をしなくちゃという思いの真っ最中に倒れてしまって
入院中にも気にしていた。でも実家の整理は私たちで済ませてしまってて
すでに哀しいくらいに実家は空っぽになってることを
母には話せなかった。




その時のまんま、時間が戻ってしまった。
段々、母は悲しそうになっていき、雲行きが怪しい。
時計を見たら4時半になろうとしてた。


そしたらふと思い出した。2時半、3時半。
入院中の母はその時間になると段々不穏状態になった。
ベッドの横に座って時計をみながら恐怖を感じてた・・・


まさか、4時半になったらせん妄始まるのか?
母の顔みてるとますますそう思った。こわい。



が!ここでまた一つ閃いた。
私が病室に行って母と話をして、
関係ないタオルケットの話さえ、哀しい引っ越しの話になってしまい
妄想はドンドン哀しい方へと暴走していった。



もしかして、妄想暴走のきっかけは私じゃない?
これ以上話相手になってもよくないんちゃう?




という訳で、突然、


夕飯の買い物行ってくるわぁ~。


とその場を離れる魔法の言葉を使って強引に退散した。
今日あたり、そろそろせん妄が現れるかも・・・やっぱり怖い。







病室は6人部屋。
母は窓際で、その横にいると私から隣、その隣の患者さんがよく見える。
隣の方は、認知症ではない。その隣のおばあさん。
白髪でとても小柄。多分130センチくらいじゃないか。認知症。

最初病室に私が入った時、どうも点滴を外してしまったらしく
看護師さんが、説明しながら入れなおしているようだった。


その後わたしは母と話ながら、だけどそのおばあさんがよく見えてしまう。
とにかくベッドの中でよく動く。小さいせいもあるし、運動能力?とにかく元気そうで。
しばらく動きまわっていたら、とうとうベッドの柵の間から抜けだそうと試みる。
そして柵の間隔は大きいし、おばあさんは小さいしで今にも抜け出しそうになってる。
だけど微妙なところで出られないらしい。


母と話ながらも気になって仕方がない。
で、次は再び点滴の針を抜きにかかる。
おばあさんも介護服を着ていて、チューブは首もとから入っていってて
どこに針があるか見えないけれど、気がついたら介護服の首元も開いてて
何か強引に針をむしりとろうとしている。


痛くないんかぁーーーー!

見てるこちらの方が、ムズ痛くなってきて
実はこれも退散したかった理由の一つだったりする。



隣のベッドの方、大変だろうと思う。
今日はもしかしたら拘束度がアップしているかもしれない。











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by kissinheaven6002 | 2015-06-17 11:36 | ひとりごと。 | Comments(2)

Commented by 放浪カモメ at 2015-06-17 15:01 x
きっちょん様
せん妄のスイッチ、私は「管」だと思っています。あと拘束衣。
点滴はもちろんですが、キッツいのが尿カテーテル。
すごい違和感だと想定されます。
母がまだ認知症前、大腸ポリープで入院したとき
尿カテーテルでいきなり、来ました。
それまで、点滴(輸血)は問題なく済み、病室のベッドでカテーテル挿入された直後、点滴外して立ち上がって脱走を図ったのです。
お母様の場合、前の入院時はどうだったかわかりませんが、尿カテーテルは健常者にもツラい状況ですよね。会話が引き金、もありかもしれませんが早いとこ、管抜きして貰いたいですよね。手術の場所が場所なので、しばらくは拘束衣でしょうが、あれもシンドイから本当に早く脱がせてあげたい!
母と父のせん妄が鮮明に甦ってきます。見えているものや、頭に浮かんだ「?」を否定しないで一緒に考える。家族だから出来るせめてもの院内ケアかもしれないです。後悔ばかりの毎日で時々、突発性めそめそ症候群に襲われる私。明るいきっちょん様だから、大丈夫だと思いますが。お大事になさって下さい。
Commented by kissinheaven6002 at 2015-06-18 19:17
放浪カモメさま。

尿道カテーテルで正解ですか?

前の入院の時ははずすのが怖いって母が言って
とんでもない泌尿器科の医師が、外すか外さないか、
とっとと決めてくれ、みたいなこと言われましたっけねぇ~
人生、最後まで自分で食って出す!これができたら
幸せなんだと思います・・・

妄想話にはいくらでも適当に付き合えるけれど、
お金貸して欲しいとか、立たせてほしいとか、
具体的な要求されると、ムッチャ困ります・・・