りんごのうた


ブログの機能が進化していてアタフタしてますが。




先月、入居してから二回目の敬老会がありました。
昨年は、施設オープンからまだ5か月。
スタッフもなんだかバタバタしている印象でしたが
二度目となれば、スタッフと入居者が、
すっかり顔見知りになっているし、
運営の方も随分とスムーズにコンパクトになっていたように感じました。



去年の母は、大ホールにスタンバイした時点で
退場した記憶がありますが、
今年は午前の部も、午後の部もフル参加できました
↑そんなにあるんかい?って気もするけれど、こんなもんなのかしら?




午後の部には歌うコーナーがあって、
母の耳元で リンゴの唄を熱唱してみたら
母の口もモゴモゴ動いていました。


今年も一番盛り上がったのは、

高原列車は ラララ どこまでも行くよう♪

って曲でした。ライブのエンディング並です。
私たちの世代はどういう曲になるんでしょうね。
西城秀樹のYMCA は運動にもなりそうで使えそうです。


昼食は家族1食分をお願いしてあったので
私は母のを一緒に食べることにして
オットを施設に呼びました。

入居してから初めてだったと思います。
一度行ってみようかな~ なんてたまに言ってくれてましたが
私が、正直面倒なので断っていました。


母を尋ねるのは私以外では うちの家族と兄家族しかいません。
たまに母に会う人にとっては、その日に会った母の状態がすべてです。
そしてたまに会う人には、母もわりとはっきりとした反応を示す。
特に私をひどく落ち込ませる状態の時のことを
わかって欲しいとは思わないけれど、たまに会った時の状態で
判断されるのはやはり・・・という気持ちは主介護者あるあるかな。




久しぶりの対面となったオットを見て母は

あらーーーーー久しぶり・・・
どうしてたの?
あらーーーーー


と驚きと懐かしさと。過剰な反応ぶりにオットオロオロ。
わたしも、母がわかっているのかいないのか、わからない。
そしたら母が、


どちらさんでした?



旧知であることはわかるけれど、
はっきりと誰かはわからないらしい。

するとオットは、


おばあちゃんの、娘の オットです!


と私を指さして何度も説明をする。
私はそれ以上は止めて!と目配せをする。
このあたりの、踏み込んではいけない境界線みたいなのが
オットはさっぱり関知しないところが困る。


その数日前、母と話している時にちょっと深入りしずぎて
困った状況になったことがあったので止める私は必死。



でも母はオットに、


ビールもなくて悪いね・・・


と。オット=ビール なので
母、わかっていたようでした。





オットが帰ったあと、
私は初めて会ったスタッフの女性が、

娘さんですか?

と。最近髪がドンドン短くなってる私は
自分でも、母と同じような髪形になってるのも気になってて、

そうです…髪形まで同じになってます。


するとその女性スタッフさん。


とても似ていらっしゃる。
お母さまも、お若い頃こんな感じの方だったんだろうなってわかります。


と。似ていると言われるのはそうそう嬉しいとは言えないけれど、
そのスタッフが母の若い頃、元気だったころの姿を想像してくれているのが
とてもとても嬉しかった。


当然のこととは言え、最初から認知症のおばあさんであったわけじゃない。
この人は昔こんな人だったのかもしれないと、
想像してくれるだけで、ちゃんと母を見ていてくれるという気持ちになれる。



終わってベッドに戻った母はとても疲れたようだった。
変わらない毎日の中で、その日は激動の一日だったんだろうと思う。
下手くそなリンゴの唄に疲れてたのかもしれないけど。










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by kissinheaven6002 | 2016-10-07 12:30 | ひとりごと。 | Comments(2)

Commented by 放浪カモメ at 2016-10-09 17:02 x
お母様に似ている、のくだり、
胸がつまりました。

認知症のお婆さんで初対面という関係。
本人にとって楽しい関係性じゃないよな、
って思っていたので、共感しています。

病を得る前の、彼女を知って欲しいと
無理なことを願ったりもしました。

りんごの歌。ココロが揺れます。
Commented by kissinheaven6002 at 2016-10-13 12:22
放浪カモメさま。

どんな立場、どんな仕事の時でも
ちょっとした想像力って
とても大事だなと…
自分にとっても他者にとっても、です。

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