<   2016年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ジャンパースカート


昨日、母を尋ねたら
いつもだいたい壁の方を向いて寝ていて、
手はベッドの柵を握りしめてる。

その姿がだいたい・・・切ない。
一日の大半をこうして一人でベッドの上で過ごしているんだなって。

私の顔を見たら・・・


美ゴニョゴニョ



って、なんと私の名前を言いかけて だけど
名前を言ってはいけないあの人みたいに、
途中で止めてしまった。


最近は突然大昔の話題から始まる。



あやめ池、行ってきたん?


とか。これは40年くらい前に住んでいたところの近所の地名。
そういえば、最近のググルマップってすごいことを最近知った。
地図上で街中を歩けるんだ~。
で、ふとその40年ほど前に住んでいた住所に行ってみた。
ちょっと羽振りがよくなってた父が建てた家。
結局10年後、その家は手放して…多分競売ってやつになったんだと思う。
っていうイワクの家。


住所を思いだしつつ、最後の番地が思い出せないまま入力。
とりあえず住宅街の道路に降り立った(←って気分)
360度見渡したら、公園が見えて、
そしたら自宅の方角もわかって進んで行ったら


いや~、ありました。当時と変わらない様子で。
もう取り壊して新しい家が建ってるのかと思ってたからびっくり。
玄関横の植え込みの木までそのまま。きっといい木だったんだな。
表札の名前の一字が私の旧姓の一字と同じだったのが
これまたびっくりなんですけど。
それよりそこまで映ってるってこともかなりビックリです。


この家、母にはあまり良い記憶ではないけれど。




そして昨日の母。



先に行ってくる?


って突然始まる。だけど壁を見ながらグルグルと
いろんなことを考えていたんだろうなと思う瞬間。


しばらくして、私を見ながら


それ下まであるの?


私の洋服を見て言ってる。


そうそう、下まで。


と言って立ち上がって全身を見せてあげると、



あ~、ジャンパースカート。


って。そう私、ジャンパースカート着ていたんです。
でもジャンパースカートって言葉、久しぶりに聞いたし
すぐにその言葉が出てきたのが何か面白いなぁと。



珍しいね…


と母。ジャンパースカートが珍しいのか
私がスカートはいてるのが珍しいのか、
でも珍しいことには違いがない。


このジャンパースカート。
っていうか、買った私はジャンパスカートって意識はなかったけど、
2年位前に一目惚れで買ったお気に入り。
それに母が反応してくれて嬉しい。


それから生地に触ってみたり
私はツイード生地が好きなんだって話てみたり。



こんな風に穏やかに過ごせる日ばかりじゃない。
でも三回に一度でもこんな日があると嬉しい。
そしてこういうことはふと、ブログに書きたくもなる。



逆に・・・あのパンツの話。
とりあえず現状のままで行ってもらうことにはなりましたが。
その後ユニットリーダーと話すまで時間もかかり
話すと言っても立ち話程度だったけれど、
彼女が言うのには、


パンツに替えてもパッドを使うので漏れる心配はないし、
このままリハパンを使っていてもっと落ちて行くと
夜のトイレにも行けなくなるだろうし、
それから経費節減っていう意味もある。


ってことでした。
なんでこのままリハパン使ってると夜のトイレ行けなくなるんだ?
その説明がわからん。
一番わかりやすいのは、経費節減。
それならそうとはっきり言えばいいじゃん!!!!
でした…

でもさ、経費節減ってったって、
母のリハパン、そんなに消費してるとは思えないけどな~。
日用品代は一日幾らで払っているけれど、
母の部屋にはティッシュもない。まぁ本人使わないから。


説明は全くわからなかったけど、
ご家族の意向を優先していただきましたけど。


でね、今回のパンツの話。
どう考えてもスタッフが立ち話で家族に伝えるレベルの話ではなかったんだと思う。
もっとちゃんと説明して欲しかった。
と、ケアマネに言ってやろうかと思うけど
言いませんよ・・・



そしてこういうちょっと後味の悪いようなこと
寂しい気持になること。そういうことは
何かココロに沁み込んで行って、ブログに書くパワーには変換できない。





高齢者の事件やら、介護保険やら年金の話、行政の話。
これから自分たちが高齢者になっていく将来を含め気が重くなる。
その反面、特養で母をお世話してもらえていること。
なんて贅沢なことだろう・・・と思う。


ただ、ベッドで一人、壊れた記憶の欠片を
グルグルと思い巡らせている母を思うと哀しい。
[PR]

by kissinheaven6002 | 2016-12-04 11:16 | ひとりごと。 | Comments(1)