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少しココロが休憩できた。


昨日のかずちゃんは夕食後もそのままいたって普通だった。

化粧品の入ったかごを整理している。

時折わたしのところへきて、
 
 これ、開けてくれへん?こういうことができないんよねぇ。

とか、

 これ、なんやと思う?乳液ちがうなぁ?捨ててしまおか?

そして、

 これプラスティックやけど、普通に捨ててええの?

と聞く。これは実はすごい質問。かずちゃんのいた実家はおよそごみの分別などなかった。
乾電池、可燃ごみだったから。
なのに、わたしの家、埼玉が厳しいことがわかっている。

そんなことしてると、1週間ほど出張に行ってたオットが帰宅。

 ただいまぁ。久し振りの登場です!

って、オットが言うと、かずちゃん。

 あらぁ~、この子も久し振りに登場してんのよ!

っと私の方を見る。あんなに会いたいと言ってたジュンちゃんが見えてるらしい。



そして今日もかずちゃんは普通だった。
夜につかったポータブルトイレを

 おしっこ、捨てといてくれるか?


そう。いつもその程度の言い方でいいんだよ。
すみませんけど、とか・・・ いらない。


それからヨーカ堂にでかけて、化粧品を買って、
洋服をみてたら、

 あんたも自分の選びっ!

って、一緒に買い物する時、よく言ってた言葉そのまま。

それからスタバでコーヒーとケーキを食べた。


私が、母を引き取ると決めた時考えていた、母との暮らしだった。
こうなることが、こんなに大変になるなんて。


ここのところすっかり行き詰ってしまって、
親が人生の最後の時に、自分の子供をここまで苦しめることになるなんて
なんて残酷なんだろう、と考えてた。

でも昨日からかずちゃんが見せてくれた以前の姿に接したら、

認知症って病気が母を苦しめ、私を苦しめているんだと思った。
病気と闘うなんてことも、受け入れることも、向きあうこともできない。
この先もずっと病気に翻弄され続け、病気が母と私を苦しめていく。
かずちゃんが私を苦しめるのではない。



買い物からもどったかずちゃんは玄関のところで、

 さっき車運転してくれた人名前きくの忘れたわ…

といい、部屋に入ってひとしきり買い物の話をしてくれた。
私がスタバのケーキの話をすると、なんであんたが知ってるの?と。


とりあえず、ジュンちゃんは家で留守番していたようでよかった。
またどこかへ行ってしまってなくて。







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by kissinheaven6002 | 2013-08-08 18:45 | ひとりごと。