人気ブログランキング | 話題のタグを見る

認知症だとは認知できないでしょう?


先ほど、母の古い友人から電話がありました。


話す内容は本当に以前のままです。


元々足が悪いお友達のことを心配しています。



入院直後もお見舞いに来ていただいているし
母の回復ぶりをとても喜んでくださってるようです。


結構長電話しておりました。




電話を切って、母が私に言いました。


 ジュンちゃんによろしくって言ってたわ。
 みんなジュンちゃんジュンちゃんて、
 電話に出る人のことジュンちゃんって思うのよね・・・


考えてみれば、そこいらのオカルト映画やら世にも奇妙な物語くらいには
恐ろしい世界感ではないでしょうか。



電話の内容はあんなに普通に会話していたのに、声だけで相手を判断できているのに。
眼の前にいる娘はわからんのです。
いや!わからんだけじゃなく、他の誰かということで解決してて普通に暮らしてる。



一見普通で、誰にもわからないシュールな世界に、
母は1人ではなく私を共にして暮らしているのです。



もはや兄にもわからないだろうし、元々鈍感なオットなど論外だし、
かろうじて感じてるのは二男くらいか・・・




私が現存する場所では誰にも認知されない世界にいるのだけれど、
この文字を読んでくださっている、その存在さえ知らないはずの皆さんも
同じ異次元空間に暮らしているんですよね・・・




異次元空間に1人投げ出されているわけじゃない。
それが支えです。








にほんブログ村

by kissinheaven6002 | 2013-12-24 12:45 | ひとりごと。