豆まきのない節分
今日の日差しは春のようでした。
冬が終わる兆しを感じさせてくれる春の日差しが本当に嬉しい。
宮崎で夏日とか聞くとぞっとするけれど。
私はあんまりアニバーサリーというのか年間行事っていうのに無頓着です。
子供の誕生日しかり。
だけどなぜか節分は欠かしたことのない行事です。
恵方巻きです。
と言っても、恵方巻きなんて言葉は最近知った言葉で、
巻き寿司のまるかぶり!なんて呼んでいたと思います。
物心ついたころから、節分にはまるかぶり。母が巻いてくれていました。
こちら関東では巻き寿司といえば、鉄火巻きなどの細まきなども含め海苔巻き形式の
お寿司をそう呼んでいるとおもいますが、関西で巻き寿司といえば、いわゆる太巻き。
それを指します…よね?鉄火巻きは鉄火巻きで、巻き寿司とは言わなかった。
ま、そんなウンチクはともかくわが家には巻き寿司を巻く行事があるわけです。
これは私が続けている唯一の年間行事でもあると思います。
毎年巻き寿司を巻いて、子供たちが恵方を向いて食べている写メを母に送っていました。
翌朝には決まって電話があって、何合炊いて何本巻いたか?
兄弟はそれぞれ何本食べたか?そんな話をしていました。
そして母は必ず、
あんたの巻き寿司食べてみたいわぁ~
と言いました。
今年、初めて母に巻き寿司を食べてもらえることになったわけでした。
もちろんまるかぶりなんちゅう、恐ろしいことを80過ぎのばあさんにさせるわけにいかないので、
節分には掟破りな、輪切りにして出しました。
あら?節分、もうどっかでしてきたわ・・・
これだけでした。
隣には二男も座ってまるかぶりしてたけれど、リアクションなし。
準備している時にも2回ほど台所に来たけれど、
その時にも何のリアクションもなかったし。
こうして10数年、毎年繰り返してきた節分の行事も
終わってしまいました。
美味しいねって言葉も聞けませんでした。
あと1ヶ月早かったら聞けただろうな。
具はばっちり真ん中に納まってるし、上出来上出来!
と毎年、自画自賛。
恵方巻きが全国区になる遥か前から、大阪人がかぶりついていたのは
せいぜいこれくらいの太さのものでした。
マグロとか海老とかカツとか・・・一気には食えません。
かずちゃんの反応はなかったけれど、
二男は2本食べて、更に3本包んで友達の家に遊びに行ってしまいました。
来年もまた巻くぜぇ!
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by kissinheaven6002 | 2014-02-03 20:46 | ひとりごと。